嘆いていても仕方がないから、自分を変えるしかない クラスターで学んだこと
ちょっと前、職場の病院でクラスターが発生した。
いつ自分に降りかかるかわからないという緊張感と、日々目まぐるしく変わる環境の変化に大きなストレスを抱えた。
おまけに保健所の対応は相当ひどい。
日本の感染者を本当に減らしたいのかと疑ってしまうほど。
詳しくは言えないけれども、これじゃあ感染者数減らないのも当然だなと納得してしまった。
色々と環境が変わり、精神的に参ってしまいそうで、自分は周りの対応とか環境にずっと不満を募らせてしまった。
それだけならまだ良かったが、口に出してしまった日もある。
文句を言ったところで何も変わらなかった。
一応僕は社会人。かつ組織に属している身の人間である。
組織人というのは、基本的に上の言うことは絶対であり、従わないといけない。
それはわかっているのだが、コロナという問題が掛け合わさるとどうも上層部の対応に納得も理解も出来なかった。
先輩などにも相談したり、上司に不安がないか尋ねられた際も思いの丈を話した。
職員の不安が募らないように色々配慮してもらったが、根本的な対応は基本的に変わらない。
あぁ、組織人って結局こうなんだな。我慢しないといけないんだなっていうネガティブな感情がマックスに来た時に、夜寝れない、朝起きれない、動悸、耳鳴りなどの身体症状が出てきた。
やばい、このままでは壊れると思ったときに色々考えるようになった。
嘆いたところで何も変わらない。虚しさだけが残る。
結果この結論に行き着いた。
もう環境に文句を言うのはやめよう。自分のできることにフォーカスを当てよう。そう考えるようにした。
まず、自分は何にストレスを感じているのか。
大きいところとしては、周囲の目と必要以上の気遣いだった。
繊細さんあるあるだと思うけど、周りの下がイライラしているとかなり気になってしまうという特徴がある。
そうならないために他の人にめちゃめちゃ気を使うんだけど、自分もめちゃめちゃ疲れる。
そもそもここって僕が介入することだっけ?
と、すべての課題に対して考えるようにした。そしたら意外と気を遣わなくていい部分が沢山あり、積極的に目を逸らすことにした。
もう一つは、環境の変化
そもそも、自分ってなんでここにいるんだっけ?誰かにお願いされてるっけ?
そうじゃない。自分でそこで働くことを「選択」しているんだ。
自分で選んでいるのに、自分で文句を言っている状態だ。
これってあまりカッコよくないな。
自分の意思で出勤している以上、文句を言うのは極力控えよう。
どうしても行きたくなくなったり、身体に限界が来そうになったら、「行かない」を自分で選択しよう。そう思った。
こんな感じで考えたら、精神的にかなり楽になった気がする。
ストレスが重なるとどうしても人や環境のせいにしたくなるけど、そんなことをしてもあまり意味はない。
そう考えさせてくれた期間でした。